アタマジラミとは?なぜ子供に流行するの?感染の見分け方は?
息子が通っている保育園でアタマジラミが流行しているという連絡がありました。園でも注意をしてくれるそうですが、ご家庭でも予防のために毎日の洗髪と子供の頭髪の観察をしてほしいとのお願いが。
でも、そもそもアタマジラミって何?流行時期があるみたいだけど、どうやってうつるもので、見分け方とかあるものなんでしょうか?
毎年のことみたいなんで、厚生労働省や東京都福祉保健局などが公表している情報をまとめておこうと思います。
アタマジラミとは?
アタマジラミとは、その名の通り人の頭に生息する小さな虫の一種です。いわゆる寄生虫。蚊のように頭皮から血を吸う虫のため、かゆみを引き起こします。
アタマジラミは人から人へうつるため、たびたび集団発生しているそうです。特に乳幼児~小学校低学年の子供によくみられるそうで、保育園・幼稚園・小学校などで流行するそうです。
保育園からの連絡では、アタマジラミが原因で病気に感染することはなく心配はいらない、と強調されていました。
ただ、かゆみがひどくなって炎症を起こす場合があるため、なるべく早く駆除してあげる必要があるみたいです。
ちなみに、アタマジラミが発生したからといって、不潔・不衛生とは無関係!毎日、丁寧に頭を洗っていても、うつるときはうつっちゃうみたいです。なお、コロモジラミやケジラミとは全く違う種類とのこと。
アタマジラミが子供に流行する理由は?
アタマジラミは季節を問わず発生するもので、一度発生すると、すぐに増えちゃうみたいです。というのも、成虫のアタマジラミは1ヵ月程度の命しかないんですが、その間に50個~150個もの卵を産むそうです。
流行時期などは特になく、通年通して発生するものなのだそう。シラミって夏に多いイメージがありますが、保育園や学校などでの集団健診がこの時期にあることが多いため(プール開き前)、たまたま発見されて…というだけみたいです。
アタマジラミ自体は、羽のない虫なので、飛んで人から人へうつるといったことはありません。ジャンプもしないらしい。つまり、うつるときは接触感染ということです。
東京都福祉保健局によると、アタマジラミが人に寄生する経路は
・頭と頭が接触すること(お昼寝や添い寝のとき、遊んでいるときなど)
・身の回りの物(寝具・帽子・タオル・ブラシなど)を共用すること
・衣類を他の人の物と重ねて置くこと など
とのこと。また、清潔にしていても寄生されることがあるらしいので、保育園や幼稚園で流行している連絡があったら、注意しないといけないですね!
子供たちの間で流行しているアタマジラミですが、もちろん大人にもうつるのでご注意ください。
ちなみに、アタマジラミは人の体から離れると7~72時間しか生きられないらしいです。「しか」ではなく「も」だと思うんですけどね~。怖いですよね。
アタマジラミがいるかどうかの見分け方
じゃあ、うちの子の頭にアタマジラミがいるかどうかってどうやって見分ければいいの?
どうやらアタマジラミは目で見える大きさのようなので、日頃の子供の様子や頭髪をしっかり観察していく必要があるみたいです。
子供に頭をかゆがる様子があれば、アタマジラミを心配したほうがよさそう。中には全くかゆがらないケースもあるらしい。でも、親としては増える前に早期発見してあげたい!そこで、アタマジラミの探し方をチェックしておきます。
①幼虫や成虫(2mmくらい)のアタマジラミは動き回って見つけにくく、寄生している数が少ないとより見つけにくい。
②卵は肉眼でも見つけやすい。髪に付着している卵(0.5mmほどの白いもの)を探す。フケと間違いやすいが、卵は髪の毛にしっかりくっついているため、手で払ってすぐに取れなければアタマジラミの可能性が高い。
③卵が多く付着する場所…耳の周囲の頭髪からえりあし・後頭部にかけて
①~③のポイントをおさえて、日々、子供の頭髪チェックをするようにしたいと思います。
アタマジラミの予防にできること
アタマジラミは、一度発生すると駆除するのに手間も時間もかかります。そこで、アタマジラミを事前に予防する方法をまとめておきます。(東京都福祉保健局が公表している情報を参照しました)
①毎日の洗髪
アタマジラミの成虫や幼虫は、普通のシャンプーで洗えば、洗い流せるそうです!なので、毎日の丁寧な洗髪が一番の予防策といえるでしょう。子供自身に任せるのではなく、しっかりと大人が洗ってあげるのがいいと思います。
ちなみに、卵は髪にしっかりとくっついているため、普通にシャンプーをしただけでは取り除くことができないみたいです。それでも、1週間くらいで幼虫になるため、毎日しっかり洗髪していればすぐに洗い流すことができる、ということみたいです。
②身の回りの物の共有を避ける
アタマジラミは直接移動をするので、身の回りの物を他人と共有するのを避けるようにします。子供の場合、友達同士はもちろん、兄弟間でも注意が必要です。
一番危険なのは帽子。交換っこなどは絶対NGです!
他にも、ヘアアクセサリー、眼鏡、クシ・ブラシなど頭髪に直接接するもの。
枕カバーやシーツなどの寝具、衣類全般、タオル類なども注意が必要だそうです。
また、これらはなるべく毎日洗ったほうがよいとのことですが、寝具を毎日洗うのはけっこう大変ですね。汗
ちなみに、子供がゴロゴロするようなマットやカーペットなども毎日掃除したほうがよいそうです。頭から落ちたアマタジラミは、最大72時間生きている可能性があるからです。
③髪を短くする
これは、直接的な予防方法ではないのですが、髪を短くすることで毎日の洗髪がしやすくなるというメリットがあるため東京都福祉保健局が紹介をしている予防方法です。
それに、万が一アタマジラミが発生したときも見つけやすく、また駆除もしやすいようです。
子供が通う保育園でのアタマジラミ発生状況
調べてみると、アタマジラミはそれほど怖い寄生虫ではなさそうですが、駆除に時間がかかったり、他人にうつる心配をしなきゃいけなかったりと、うつらないに越したことはないな、ということが分かりました。
ちなみに息子が通っている保育園でのアタマジラミの発生状況ですが、
・7月某日に5件発生の連絡
・その1週間後、新たに1件発生。なお、5件は完治に向かっているとの連絡
といった感じです。
1人うつっちゃったんだー!とショックでしたが、こまめに連絡をくれる園で発生状況を把握できるのはありがたいなと思いました。アタマジラミは、大体10日間ほど家庭で正しく対策をしておけば駆除できるそうなので、それほどの大流行にはならずに済みそうです。
とはいえ、保育園での発生件数がゼロになるまでは、我が家でも毎日の洗髪と頭髪チェックをかかさず過ごしたいと思います!
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